住んでみてわかった住宅のトラブル

多岐に渡る住宅トラブル

住宅のトラブルはマンションと戸建で大きく異なり、マンションの場合は更に構造上の欠陥に関する問題と住民間のトラブルに別れている点が特徴です。
住宅に対する不満点を30項目に渡って国土交通省が調査した統計において、住宅の要素に対しする回答のうち、多少不満と非常に不満を合計した数を順位付けすると、1位は高齢者への配慮が29.063、2位の敷地やまわりのバリアフリー化の状況が26.688、3位の冷暖房の費用負担などの省エネルギー対応が26.374(単位:千世帯)となっています。比較的長く住み続けて不満を感じてくるケースが多い点が特徴となっています。
これは、不動産所有者が高齢者に偏りつつあるという現状も影響しています。しかし、何より同国土交通省調査による、一度購入した戸建やマンションにずっと住み続けると希望する世帯が急増した影響によるものと考えられ、これからの住居選びのポイントとして注目を集めています。更に4位以降は更に地震などの災害対策、治安対策など安全性関連に続いており、いずれも購入時の若い世代ではそれほど気にする事が無い要素ばかりです。したがって、住宅を購入する際には現在の自分が求める要素と、将来の自分が求める要素を考慮しながら決断する事が大切です。
また、万が一主要な構造に隠れた瑕疵が生じた場合は、新築であれば10年間、不動産業者から購入した中古物件であれば発見時から1年もしくは引渡しから2年間ほど修補を受ける事が可能ですから、入居後のチェックはとても大切です。

マンションの場合は住民トラブルも

マンションの場合、上記の住宅の仕組みや構造上のトラブルに加えて、住民トラブルも大きな不安点の一つです。実際にトラブルに発展したデータを比較すると、平成25年においては建物そのものの不具合よりも居住者間のマナートラブルがはるかに上回る結果となっています。具体的内容は違法駐車が最も多く、次いで生活音にペット飼育となっており、いずれも厄介な問題ばかりです。
マンションを購入する場合は、隣人や管理組合での人間関係が大切になりますから、購入を決断する前に違法駐車や生活音の評判をチェックしてみると良いかもしれません。もし話題になっている場合はマンション共用部分の掲示板に掲載されているケースも多いですから、チェックする事も大切でしょう。また、親切な不動産会社ではそういった情報まで教えてくれる会社も存在します。
いずれも住んでみて初めて体感する悩みばかりですから、入居後に後悔しない為にも多少手間がかかっても調べてみる価値はあるでしょう。

国土交通省 現在お住まいの住宅及びそのまわりの環境の評価に関する事項
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001028375&cycode=0

国土交通省 平成25年度マンション総合調査結果からみたマンションの居住と管理の現状
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/tenpu/so-11.pdf